朝から良いお天気に恵まれたフィレンツェ。S.M.N.(サンタマリアノベッラ)駅の薬局前に集合したところから今回のツアーが始まる。
別ルートでリオマッジョーレ入りした生徒と合流しエコバスに乗りサントゥアリオ前で下車。そこで今回のワクワク乗り物Trenino(トレニーノ−本来ワイン用のブドウを収穫した時にこれに乗せて運ぶ)に乗車しいよいよ山の頂上へ。
これがワクワクする
(むしろ怖くてドキドキ?)トレニーノ |
生徒達の笑顔も少々ひきつりぎみ |
これから4日間使う事となるアパートに荷物を置き敷地内に併設されているレストランで昼食を済ませた後、第一回目のコースが始まった。
今回はレストランのキッチンを使わせてもらうので広々としていて動きやすい。
早速ミネストローネの準備にとりかかる。
10種類以上の野菜が入って体に良いのは当然だけれど、野菜を皆同じ大きさに切ってゆくのは結構大変。
この辺りのミネストローネの特徴はペーストジェノベーゼ(バジルソース)が入るところ。
さすがはリグーリア州、スープにもジェノベーゼを入れるんですね。
ミネストローネを煮込んでいる間にセコンドとタルトの準備。
出来上がったスズキのオーブン焼き |
リンゴのタルト |
レストランのキッチンなのでお鍋も大きくて移し変えるのに一苦労
《 今日のメニュー 》
Minestrone (野菜スープ)
Branzino all’isolana (鱸のオーブン焼き諸島風)
Pasta fresca (手打ちパスタ)
Torta di mele (リンゴのタルト)
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今回の宿泊場所は国立公園内、しかも山の山頂ということもありフィレンツェでは考えられないくらい涼しい(むしろ寒い)夜を過ごし、昨日の疲れもありぐっすり眠った生徒の皆さん。
自然の中での目覚めに満足し、二日目のレッスンへ。
今日のメインは何と言ってもご当地で習うペーストジェノベーゼ!!
Mortaio(モルタイオ)というペーストを作る時に使う、要はすり鉢のようなものに材料を入れじっくりすりつぶしてゆく。
材料を加える順番も色、味わいの大きな決め手になる。
マルタさんの手元をじっと見つめる生徒 |
出来立てをパンにつけて早速
試食させてもらう。おいしー! |
一息ついたら次はジャガイモのニョッキ作り。
茹でたジャガイモをマッシャーを使って絞りだすのも結構力が要るもの。
うーん!
粉とこねたら、棒状にして、切って、フォークで型をつける。
少し休ませている間にその他の工程へ。
アンチョビの塩漬けは2ヶ月ほど置いてからこうして食べる。
もちもちでほんのり甘いニョッキにジェノベーゼソースが良く絡んでいます。
《 今日のメニュー 》
Fritto di baccala(塩づけタラのフライ)
Acciuga sotto sale(アンチョビの塩漬け)
Gnocchi al pesto(ジャガイモのニョッキ、ジェノベーゼソース)
Tian alla Vernazzana(ベルナッツァ風魚のオーブン焼き)
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バッカラのフライはフワフワしていて
お酒のつまみにいい |
アンチョビの塩漬けは2ヶ月ほど
置いてからこうして食べる |
授業の後、折角の土曜日の午後だし、施設の人の話では町まで歩いて30分ほどだということだったので、自然を満喫しつつ、チンクエテッレ周遊へ出かけることに。
普段フィレンツェでは見かけたことのない
朝顔が自生しているのを見つけて
喜んでしまう |
山を下山している途中 |
結局、町までは1時間以上かかり、ずっと砂利道を歩き続けたので膝が笑いアスファルトの道で何度も転びそうになる始末。普段山歩きをしていない人には30分では無理な話だったみたいです。
それでもリオ・マッジョーレの町に着き、船着場で海が見えたら生徒もパッと顔が明るくなり早速乗船。
私たちの宿泊先はなんとあの山のてっぺんなのです。
遠い・・・
ベルナッツァでは下船せず、モンテロッソ(最終地)まで行き30分程の船の旅を終え、町を散策。この辺りの名産にレモンがあり、この季節はだんだん畑にたわわに実ったレモンが見られる。
何気なく窓の側に飾られた鉢植えがかわいい
帰途は電車でリオマッジョーレまで戻り、国立公園前までバスに乗ったものの、そこからのトレニーノはその時間には動いておらず、疲れた身体を引きずりつつ山を登る。
ながーい一日が終わった。
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